私が育った街は中野区です。
と言っても中野区でも南の端に近い地下鉄丸ノ内線の中野新橋
という駅のそばです。車で東に5分行けば新宿区、南に5分行けば
渋谷区、西に5分行けば杉並区という中野区でも端の方になります。
中野区は一応山の手と言われているのですが、中野新橋は下町情緒
ただよう面白い街でした。
私がこの街で思い出すのは、三味線の音、お相撲さんの鬢付け油の匂い、たけし軍団です。
いったい何のことだと思いますよね。
昭和40年頃までいわゆる三業地(芸者置屋、待合、料亭)のあった場所
だったそうです。昭和41年頃で料亭41軒、芸者さん130人いらしたそうです。
もう料亭も無くなり、芸者さんもいらっしゃらなかったとは思いますが、時々三味線の音が
流れていました。芸者さんだった方が爪弾いていらしたのかもしれませんね。
そして先代貴乃花関が起こした相撲部屋がありました。
夜になると、どこからともなく鬢付け油の匂いがしてきました。
稽古の終わった若いお相撲さんの自由時間だったのでしょうね。
連れ立って気晴らしをしていたのかもしれませんね。
たけし軍団を中心とする太田プロの芸人さんが、たくさん住んでいましたので
コンビニで立ち読みする松村邦洋さんや、居酒屋で飲んでいるダンカンさん。
その他の芸人さんがウロウロしていました。
新宿・四谷に比較的近い割に物価が安いこの街が住みやすかったのかもしれませんね。
いろいろな物を詰め込んだような面白い街でした。